詩の通路いまからここでharamakio PLG震える石砂の舞台 | ニュース・レター

No.3

2006年5月20日 発行




詩の通路・ゼミ


 古代の人たちにとって、夢体験(睡眠中の)は、今の私たちより生々しく重大だったのではないか。彼らは集まって自分たちの夢を語り合った。夢の話を誰かにすることにすると、すでにその誰かと私との関係は私の夢に転移している。古代人の夢の語り合いは、複雑な相互転移の持続であったはずだ。そうして彼らは、個人的だけでなく共同的に夢をみていた。それが神話になったのだ。だから、夢の語り合いは社会成立以前の社会創造的な行為だ。

 ところで、作品の合評会と夢を語り合うことは似ていないだろうか。それを複数の人で持続するとして。古代の人たちが夢をみて夢を語り合ったような、相互に影響し合ってあるいは共同してそれぞれ自分の作品をつくりそして合評しながら継続していく、そういう活動の仕方。古代の人に夢と生活の区別はなかった。

 もう少し具体的にまとめてみたい。まず、ゼミの進行役「ユニット 打落水狗 DA LUO SHUI GOU(河崎純、原牧生)」は、ある程度カリキュラム的にテーマや話題を準備しておく。当日はあまり講義っぽくないかたちで話し、参加者全員になるべく片寄りなくその場で考えたことを話してもらう。そして、テーマに関連する課題を考えて共有し、次までに作品(形式はその人次第)をつくることにする。それぞれ作品を他の人たちの前で発表し、皆で合評会として話し合う。さらに、2007年4月予定のゼミ合同企画公演に向けた動きを段々つくっていく。対象者は、俳優や、言葉と音楽を大事におもっている人、ジャンルの前提なく舞台芸術をやってみたい人などが向いているであろう。

 「詩の通路・ゼミ」は、そのような集まりをつくり、継続させていきたい。


原牧生(打落水狗  DA LUO SHUI GOU)




[これまでのゼミで扱ったテーマ]

第1回・第2回 歌謡曲への旅

第3回 ブレヒトの 身振り・異化効果・社会的身振り に関して

第4回 インストラクション、その逆説

第5回 ブレヒトの提案、 不確定の協働

第6回 聴くことの学習



[詩の通路・ゼミ 今後の予定]

第8回   6月 8日[木] 18:00 ~ 21:00   シアターX 会議室 (両国シティコア  10F)

第9回   7月 1日[土] 14:00 ~ 17:00   コミューンX 和室 (両国シティコア隣  2F)

第10回   7月16日[日] 15:00 ~ 18:00   ギャラリーX (両国シティコア隣  2F)


進行役:

打落水狗  DA LUO SHUI GOU 

河崎純(作曲家・コントラバス奏者)

原牧生(詩の創作・朗読・シアターX 文芸部)


内容予定:

声/詩と音楽のパフォーマンス・舞台作品について

打落水狗の作品を例にして説明する。そこから、他のアーティスト一般の、声/詩と音楽のパフォーマンス、音楽劇、現代音楽のシアターピース、「うた」の作曲、等の理解に近付く。「詩の通路」第6回の公演の共同創作に向けて


参加費:無料

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